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螺旋の金字塔, 2005/3/12
菅浩江の作品はどれもそうですが、この『メルサスの少年―「螺旋の街」の物語』も、ファンタジーでありながらどこかSFです。日本のファンタジー、SF諸作品の中でも随一の傑作だと思います。
誰かのマネでも借り物でもない、独特のファンタジー世界を作り上げています。
どんなに頭の中で構築した世界が立派でも、それを表現できなければ意味は無いのですが、文章がまた素晴らしいです。最初の2ページを読んだだけでも文章表現の格の違いが分かります。
草琢仁の神秘的でいて優しいタッチのイラストが、美しくも熱く激しいこの物語に巧く合っています。
ストーリーは、少年が少女と出会い成長して行く、というものです。まぁありきたりといえばそうなのかもしれませんが、ありきたりでも磨き上げればここまで面白い名作になる、ということを燦然と示しています。
キーワード:螺旋
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